術式 ─ RITUAL SYSTEMS

術を選ぶのは、
申願者ではない。

願いの名前だけで、術式を決めることはありません。
五衡を読み、何が偏り、何が妨げとなっているのかを見極めた後、
天衡院が必要な術式を定めます。

定式 ─ DETERMINATION

願いが同じでも、
必要な術は同じではありません。

例えば「復縁したい」という願い一つを取っても、 縁そのものが弱まっている場合と、 時が噛み合っていない場合、 周囲の気によって関係が停滞している場合では、 読みも術式も異なります。

天衡院では、申願を受けた後に五衡を読み、 必要に応じて一つ、または複数の術式を組み合わせます。

先に術を決めるのではなく、先に巡りを読む。

01 申願 現在と望む未来を預かる
02 読命 五衡の状態を読む
03 定式 必要な術式を決定する

五術 ─ FIVE RITUAL SYSTEMS

天衡院に伝わる、
五つの術系。

以下は術式の系統です。申願時に、この中から選択する必要はありません。

縁衡術を象徴する儀式図
壱

ENKO RITUAL

縁衡術

結び目を読み、縁の距離を調える。

人と人との間にある結びつきを対象とする術系です。 恋愛、夫婦、家族、友人など、 二者または複数の人物間に生じた縁の偏りを読みます。

縁を強めることだけが目的ではありません。 近すぎる縁を離す、途切れた流れを戻す、 不自然に絡んだ関係を整理するなど、 状態に応じて働きかけを変えます。

主に関わる衡 縁衡・時衡
対象例 復縁・縁結び・関係修復・離縁
転運術を象徴する儀式図
弐

TENUN RITUAL

転運術

閉じた道ではなく、巡る道を探す。

機会や転機の流れに関わる術系です。 何をしても進まない、好機が噛み合わない、 同じところで流れが止まるといった状態を読みます。

一つの結果だけを求めるのではなく、 本人が動くべき方向と、 機会が訪れる流れを合わせていくことを重視します。

主に関わる衡 運衡・時衡
対象例 仕事・転機・好機・金運・進路
解障術を象徴する儀式図
参

KAISHO RITUAL

解障術

流れを塞いでいるものを、見極める。

気の停滞や、周囲から受ける影響によって 本来の巡りが妨げられている場合に用いる術系です。

何かを力ずくで排除するのではなく、 どこで流れが止まり、 何が障りとなっているのかを読み、 通り道を整えることを目的とします。

主に関わる衡 気衡・運衡
対象例 停滞・悪循環・環境・対人障害
成願術を象徴する儀式図
肆

JOGAN RITUAL

成願術

願いと巡りが交わる一点を定める。

一つの願意に対し、 複数の衡を重ね合わせながら 条件を整えていく術系です。

恋愛、仕事、人間関係など特定の分野に限定されず、 願いと現在の巡りとの距離を読みながら 定式されます。

主に関わる衡 五衡全般
対象例 成就・達成・転換・複合願意
対縁術を象徴する儀式図
伍

TAIEN RITUAL

対縁術

相対する縁の位置を調える。

対立、執着、干渉など、 人との関係によって巡りが崩れている状態を 対象とする術系です。

相手を変えることだけを目的とはせず、 本人と相手の距離、 周囲の縁との関係、 離すべきものと残すべきものを読み分けます。

主に関わる衡 縁衡・気衡
対象例 対立・干渉・縁切り・関係整理

複式 ─ COMBINATION

一つの申願に、
一つの術とは限らない。

五衡は互いに独立しているわけではありません。 縁の偏りが時を乱し、 気の停滞が運の流れを塞ぐこともあります。

そのため、一つの術式だけでは 十分ではないと判断される場合があります。

天衡院では必要に応じて、 複数の術系を組み合わせて一つの定式とします。

EXAMPLE OF DETERMINATION

申願 関係をもう一度結び直したい
縁衡 縁の残存
時衡 時機のずれ
気衡 周囲の停滞
定式 縁衡術 + 解障術

必要と判断された術のみを組み合わせます。

術式と位階 ─ RITUAL & RANK

「何を行うか」と
「どこまで行うか」は別です。

術 RITUAL SYSTEM

術式

どの巡りへ、 どのような働きかけを行うかを定めます。

縁衡術・転運術・解障術
成願術・対縁術
×
階 EXECUTION RANK

位階

読命の結果から、 執行範囲や工程の深さを定めます。

初式・重式・奥式・秘式

例えば同じ縁衡術でも、申願の状態によって 初式となる場合と奥式となる場合があります。

申願に際して ─ IMPORTANT

術式名を、
覚える必要はありません。

「縁衡術を依頼したい」
「奥式で行ってほしい」

そのように決めてから申願する必要はありません。

あなたが伝えることは、二つだけです。 今、何が起きているのか。
そして、どうなりたいのか。

そこから先は、天衡院が読みます。

申願 ─ REQUEST

何の術が必要かではなく、
何を変えたいかをお聞かせください。

五衡を読み、必要な術式と位階を 天衡院が定めます。